2018年3月1日木曜日


浅い理解から深い理解へ 学習参観日の学校の様子

 教科書を読めば大切なことは書かれています。教科書を読めば浅い理解はできます。しかし、自分が日常の中で使える知恵につなげるためには、深い理解が必要です。教科書を読んでわかったつもりになっていても、自分のものにはなっていません。ですから、学校では、話し合い活動や、意見交換が行われています。

あらすじをまとめよう

 国語の授業ではよく行われています。小説では、主人公と、主人公と関わってくる登場人物によって、物語が進んでいきます。そして物語の作者は題名に物語のヒントをかくしています。こんなことが書かれていますよと言うヒントが、題名に込められています。2年生のあるクラスの国語の授業では、登場人物をとおして教科書にある表現をもとに、あらすじを読み取っていました。友だちの意見や考えを聞いて、それをもとに考えることが深い理解につながります。

2年生のあるクラスの様子

 

 


5年生のあるクラスの様子
 
心と体と生活
 気持ちの良い生活環境について、3年生のあるクラスでは、班ごとの話し合いの結果をもとに、授業が進んでいました。班で考えることで、自分の考えも班の中で伝えられる。そして、自分の意見が生かされるたりすることで、深い理解へとつながります。
 
質問されることで深い理解へ
 4年生のあるクラスでは、総合的な学習の時間に調べた福祉に関することについて、グループごとに発表していました。発表を聞いて疑問に感じたことが質問されます。発表者は、質問されることで、発表者だけでなく、クラス全体での疑問となり、自分から調べたりするなど、深い理解につなげようとする人が出てきます。別のクラスでは、都道府県調べの発表会を行っていました。「そうなんだ」で終わりにしてしまうのではなく、自分からもっと調べてみようという人がたくさん出てくるといいですね。