エルトゥールル号遭難事件 歴史は人が作る
昨日の午後の6年生のあるクラスの社会科では、エルトゥールル号の遭難事件と、イラン・イラク戦争の関係について学習していました。この二つの出来事により日本とトルコの関わりがよくわかってきます。エルトゥールル号遭難事件は、1890年9月16日夜、現在のトルコの軍艦エルトゥールル号が、現在の和歌山県の紀伊大島の海上で台風により遭難し500名以上の犠牲者を出した事件だそうです。その時、地元の住民たちが、みんなで海に投げ出されたトルコの人たちの救出にあたりました。今から130年ほど前の話です。その事件から約100年後の1985年(今から30年以上前)にイラン・イラク戦争と言う戦争がありました。その時215名の日本人がイラクから逃げることができない状態となった時、トルコ政府が130年前にトルコの人たちが日本の人たちに助けてもらったエルトゥールル号の遭難事件の恩返しに、日本の人たちを日本に送り届けてくれました。このような出来事があったという話を先生から聞いた子どもたちは、日本とトルコの関わりについての出来事を初めて知り、驚いていました。まさに歴史は人が作るということがよくわかる話でした。
炭酸水の中に何が溶けている?固体・液体・気体
昨日の6年生のあるクラスの理科の学習は、「炭酸水の中に何が溶けているか」です。子どもたちは「水」のほかには、「炭」(使われている漢字から連想)「ガス」(炭酸は泡が出るから)「洗剤」などが入っていると予想していた時に、担任は、子どもたちの意見を3つに分けて黒板に書いていました。「なぜ3つに分けて書いたかわかりますか」と質問したところ、「ああなるほど」と気が付いた子どもたちが多く、「固体」「液体」「気体」というすでに学習した知識と結びつけて授業を進めていました。
腕ずもうしてみればわかるんじゃないかな
昨日の4年生のあるクラスの理科の授業では、「私たちの体と運動」(腕を動かしてみよう)という学習をしていました。その中で、クラスのある児童が「腕ずもうしてみれば腕の筋肉の動きがわかるんじゃないか」と推理しました。そこで、学級で腕ずもうの実験を行いました。実験結果はどうなったのか興味があります。
10円が3枚あります。全部で何円?10円×3枚=30円
3枚の10円があります。全部で何枚?3枚×10円=30枚??
このような間違いをすることはほとんどないはずです。3年生ではかけ算そして、わり算へと学習が続きます。10円が3枚なら10円×3枚でも3枚×10円でも答えは30だからどっちからやっても同じだろうと思いがちですが、30という数字は同じですが、何円ですかと言う質問の答えと同じなのでしょうか。教科書では、計算の概念を育てる教え方、論理的思考力を育てる教え方をしています。ですから、「何円」が「いくつ」だと「合計何円」と言う場合は、=のあとの単位が答えを求められている単位となります。ですから「一つ当たり10円」が「3枚」あるから「30円」という順番の式になります。昨日の3年生のあるクラスの様子です。