問題文が読み取れる子を育てるために
問題文に何が書かれているか、何を質問されているのかをつかむ
2年生のあるクラスでは
2年生のあるクラスの算数では、一斉に九九に関する問題文を一度読んだ後、次は、何を答えなければいけないのかを意識しながらもう一度声を出して読みました。そのあと、教科書を見ないで、問題文には何が書かれていたのか、何を答えなければいけないのかを確認していました。集中するために声出して読む。それを繰り返す。その後、問題文からわかることと質問されていることを確かめることはとても大切なことです。
3年生のあるクラスでは
3年生の算数科では、かさの勉強をしています。最初の発問は黒板の問題を見ながら行っていました。確認が終わると、問題を耳で聞いて考える取り組みをしていました。聞くことは集中しないと聞き取れません。問題は繰り返されるので、問題の内容もよく聞いていればわかるようになります。黒板に書かれているから聞かなくてもわかるという子ではなく、先生の話の中で大切なことは聞きもらさない姿勢を育てることも大切なことです。
6年生のあるクラスでは
問題文を繰り返し読み、書かれていることを確かめをしながら、担任が説明した後、子どもたちに何が質問されていて、何を答えるのかを確認してから問題を解くことをしていました。特に大切なことは、ていねいに行っています。
5年生のあるクラスでは
割合を円グラフにするという学習を行っていました。エクセルを使えばすぐにできることです。しかし、作業はエクセルがやったことであり、自分が考えて解いたことではありません。考え方の道筋がわかった後は、電卓を使いながら、割合を出して円グラフにしていました。問題文を読み取り、考え方の手順ができるから解けます。