『覚える』から「考える」へ
12月5日付の朝日新聞朝刊によりますと、2021年1月からの大学入学共通テスト」について、大学入試センターは4日、国語と数学で記述式問題が導入されたほか、複数の資料を読み解いたり、探究活動を重視したりする問題が各教科で出されるという記事と、問題が掲載されていました。
今までの「覚えた」ことをもとにして答えを出すということは、AIがビックデータをもとにして、素早く答えを出すようになります。例えば今の体の状態は、〇〇だと入力すれば、最初はAIが診断をして、ある程度の病名を示すことができます。つまり、覚えることだけが重要ではなく、様々なデータをもとに、いくつかの答えが示される。それを、もとに人間が考えることで、新たな答えを見つけていく力が必要となります。
これからの子どもたちに付けさせたい力、必要とされる力を身に付けさせるためには、日常の中で使える知識を身に付けたうえで、知識をもとに考え、知恵として日常の中で活用できる新たな方法を導き出すようにするみことです。
辞書を活用する
3年生のあるクラスでは、社会科見学の班新聞づくりを行っていました。その中で児童が辞書を利用していました。自分から日常の中で知識を増やす取り組みはとても大切なことです。
いろいろな考え方を持つ
6年生の算数では、いくつかのパターンをもとにして、答えを導き出す取り組みをしていました。「どのパターンがより良いでしょうか」は、これからは昔の学習となります。これからは、どの条件の場合はどの方法が良いかについて、いくつかの資料をもとに考え、Aと言う条件の場合は、どのような方法が良いかについて答えるというような問題となるそうです。知識を知恵として活用し、日常生活の場面に合わせて、「できる」「使える」ことが大切となります。